インタビュー(日本海総合病院:佐藤さくら先生.相沢みづな先生.夷藤明日香先生)

Home  >>  インタビュー(日本海総合病院:佐藤さくら先生.相沢みづな先生.夷藤明日香先生)

日本海総合病院研修医1年目

佐藤 さくら 先生(写真左)

相沢 みづな 先生(写真中央)

夷藤 明日香 先生(写真右)

 

インタビュアー 間中英夫先生(山形県医師会常任理事)

Q先生の出身地と出身大学を教えてください。

佐藤先生
 宮城県出身で山形大学卒業です。

相沢先生
 山形県出身で山形大学卒業です。

夷藤先生
 山形県出身で自治医科大学卒業です。

 
Q医師を目指されたきっかけは。

佐藤先生
 東日本大震災の際にボランティアとして訪れた避難所で医師が訪問診療をしており、避難者と会話をし寄り添う姿を見て医師という職業に憧れを抱き始めました。

相沢先生
 小学生の頃、未熟児で産まれた兄弟を診てくださった先生がとても献身的で自分もそうなりたいと憧れたのがきっかけです。

夷藤先生
 医師を目指したのは、友人が病気になったのがきっかけでした。病気そのものや、どういう治療があるのかなど調べていくうちに医学に興味を持つようになり、医師を目指すようになりました。

 
Q研修先に日本海総合病院を選んだ理由を教えてください。

佐藤先生
 本当は6年生になったばかりの頃は、地元宮城に帰るか関東の病院を希望していて、実際に病院見学にも結構行ったのですが、6年生の4月に日本海総合病院に実習で来たときに、やっぱり山形県の病院が良いとなって、いきなり方向転換して山形県に残ることを決めました。

相沢先生
 やはり地元庄内でほとんどの診療科があり、幅広く研修するのに最適と思い日本海総合病院に決めました。また自分が将来何科に進むか考えるうえで地元の病院で研修するのが良いと考えました。

夷藤先生
 自分が希望している診療科のひとつの形成外科が、日本海総合病院にあったので決めました。

 
Q現在の病院での一日を教えてください。

佐藤先生
 今は産婦人科で、朝ミーティングをして日中は病棟で処置したり回診をしたりしています。手術も助手として入ります。

相沢先生
 今は救急科です。救急車は全部救急科で診ており、また、午前の外来に間に合わなかった方や午後に受診された患者さんは救急科で対応しています。

夷藤先生
 内科です。外科の患者さんの周術期、産婦人科の妊娠糖尿病、そのような患者さんの回診をしたり指示を出したり電子カルテの記録を作ったりしています。

 
 
 
Q満足度はいかがでしょうか。

佐藤先生
 非常に満足しております。困ったときは先生方が助けてくださいます。

相沢先生
 私も日本海総合病院にして良かったです。循環器内科だと八幡クリニックに週1回行っての外来もあり、非常に勉強になります。

夷藤先生
 私も日本海総合病院に来て良かったです。どの診療科の指導医の先生方も丁寧に教えてくださいます。

 
Q大変なこと、苦労していることはありますか。

佐藤先生
 今は特にありません。

相沢先生
 日本海総合病院の研修医1年目は10月から当直なのですが、まだ慣れないところもあります。

夷藤先生
 学生の時に勉強したことが臨床では違ったり、薬のオーダーでも薬名、用法、用量を覚えるのに苦労しています。

 

 
Q現段階で将来は何科を希望していますか。

佐藤先生
 整形外科です。

相沢先生
 形成外科です。

夷藤先生
 形成外科、産婦人科です。

 

Q女性医師が働き続けるために不安に思うことなどはありますか。

佐藤先生
 専門医を取得するため症例を集めるときに、出産育児が重なると大変になるのではないかと思う。

相沢先生
 女性医師で専門医を取得している先生にどの期間に出産育児をしたなどの、多様性のあるロールモデルの話を聞く機会があれば是非参考にさせていただき、自分自身のキャリア形成に活かしたいです。

夷藤先生
 今後出産したり育児をしていくとなった時に、専門医の取得に影響はないのか、短時間勤務であっても十分な経験が積めるのかなど、ライフワークバランスについての不安が大きいです。

 

Q最後に女子医学生へのメッセージをお願いします。

佐藤先生、相沢先生、夷藤先生
 
コロナウイスル感染症の影響でいろいろなことが制限されてい状況だと思いますが、学生時代は医学だけではなく、広い視野を持って何事にも挑戦していくことが大切だと思います。