インタビュー(山形県立中央病院:星川民恵先生)

Home  >>  インタビュー(山形県立中央病院:星川民恵先生)

山形県立中央病院
麻酔科医長

星川 民恵先生

インタビュアー:間中 英夫先生(山形県医師会常任理事)

Q先生の自己紹介をお願いします。

 生まれは山梨で、高校生までは静岡で育ち、山形大学医学部に入学しました。荘内病院、済生館、山形大学医学部、平成19年からこちらの県立中央病院に勤務しています。

Q医師を目指されたきっかけは。

 両親が医師をしており、母の勧めもあり医師を目指すようになりました。

Q麻酔科を選ばれた理由を教えてください。

 学生時代、挿管をした際に上手くできず、これはということで麻酔科に興味を持ちました。また手術という患者さんにとって人生の一大イベントに、生涯をかけている先生もいらっしゃるというところに惹かれました。あとは、ある先生が仰っていた「終わらない手術はない」という、一例一例完結する方が自分自身に合っていると思い、麻酔科を選びました。

Q現在の勤務形態について教えてください。

 現在は、常勤扱いで週24時間勤務をしています。1日8時間で週3回の勤務になります。非番の日は術前診察や術後診察を好きな時間に来させていただいております。この制度は他にも何人かの女性医師が利用しており、非常に良い制度だと感じています。

Qいつ頃専門医を取得しましたか。

 山形大学医学部に戻って、6年目に取得しました。

Qご家族に関して、お子さんが2人いるとのことですが、工夫していることはありますか。

 現在、小3と年長の子どもがいますが、私が勤務日の月、水、金は夫が育児短時間勤務制度を取得して、16時30分頃勤務を終えるので、学童や保育園に迎えに行ったり、いろいろ協力してもらっています。

Q女性医師が働き続けるためには。

 職場の環境、周りの理解、必要時に勤務を交替してくれる人員の確保も重要だと思います。
私自身、子どもができたら辞めようと考えていましたが、上司からいろいろな勤務形態の制度があることを教えていただき、今の自分のライフスタイルに合った働き方ができていて、大変感謝しております。

 

Q最後に女子医学生、女性医師へのメッセージをお願いします。

 焦らず、女性が働きやすそうな診療科を自分で感じて、将来を見据えた診療科選びが大事だと思います。