寒河江市立病院
内科医長
和田輝里子先生
インタビュアー:間中 英夫先生(山形県医師会常任理事)

Q先生の自己紹介をお願いします。
平成11年に入局して、山形大学医学部附属病院に1年、県立新庄病院に1年、次に県立河北病院に勤務しました。平成13年、県立河北病院勤務時に結婚、平成14年に1年間育児休暇をいただき、その後大学院の第一病理に在籍していました。3年で学位を取得、平成18年の4月から大学病院の第三内科に復帰し、平成18年の10月に2人目を出産して半年程育児休暇をいただきました。現在の寒河江市立病院には平成28年から勤務しております。
Q医師を目指されたきっかけは。
父が開業医をしており、その父の姿を見て医師になろうと思いました。
Q先生は現在内科医としてご活躍されておりますが、女性の医師では小児科や婦人科、眼科などを専攻する傾向にあるが、内科を専攻された理由は。
産婦人科医も興味があり、6年生の頃どちらを専攻するか悩みましたが、体力的なことも考えて、自分自身が医師として長く続けられると思った内科医を専攻しました。
Q専門医ついてお聞かせ下さい。
平成23年に糖尿病の専門医、平成27年に総合内科医の専門医を取得しております。
Q育児をしながら専門医を取得されていますが、苦労したこと、また工夫したことは。
医局では専門医を取得するのが当然といった雰囲気であり、周囲にも専門医を目指している同僚がいたので、いろんな情報を手に入れやすかったと思います。医局に在籍中に糖尿病専門医と内科専門医を取得しましたが、特に苦労したことはありませんでした。
Qご家族に関して、お子さんが2人いるとのことですが、小さいときはどうしていたのですか。
1人目のときは大学院生で当直等はなかったので、朝保育園に送って、夕方迎えに行くという通常の保育を利用し、小学生の時は学童に預けていました。熱が出た時は、実家に預けるか、自分か夫の親に来てもらって何とかやっていました。2人目も同じですね。大学にいたときは短時間勤務制度を利用していました。今は当直と日直は免除してもらっていること、また、夫と同じ職場だったので、いろいろ融通してもらえて大変助かりました。
Q将来の希望はありますか。
将来は勤務医としてやっていく予定です。
Q女性医師が働き続けるためには。
特に子供が小さいときに手助けしてもらえる環境作りが1番大きいと思います。
Q最後に女子医学生、女性医師へのメッセージをお願いします。