インタビュー(日本海総合病院:齊藤みずき先生)

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日本海総合病院
救急科副医長(兼)救命救急センター医員

齊藤 みずき先生

2児(2歳、0歳)の母

Q 医師を目指されたきっかけは。

 出身が白鷹町で、医療過疎の地域でもあり、地域医療に少しでも役立てればという気持ちがありました。

 

Q 初期研修を日本海総合病院でされて、そのまま日本海に勤められましたが。

 県外大学に進学しましたが、地元の山形県で医師として働きたいという考えが強かったです。そのため、5年生の頃から病院見学を始め、県内の主な病院は全て見学しましたが、日本海総合病院の医局は雰囲気が良く、若手の先生も多くて指導体制が整っているという印象があり、日本海総合病院を選びました。

 

Q 日本海総合病院での勤務状況は。

 救急科に所属しておりますが、現在は1年間の育児休業中です。育休明け後も、救急科で勤務する予定です。

 

Q 復帰にあたり、いろいろ不安があるかと思いますが。

 現場に出ながら徐々に慣れていくことが出来ればと思っています。

 日本海総合病院は女性医師への支援体制がとても整っています。上にも子どもがいたので、2人目を妊娠した時は、当直免除や育児短時間勤務、1日90分まで取れる育児時間など利用していました。復帰後も、そういった制度を使わせて頂いて働きたいです。

 

Q ドラマのイメージですが、救急科は、激務で不規則勤務で、育児中の女性医師には到底向かないというイメージがありますが。

 病院によってシステムは違いますが、日本海総合病院の場合、支援体制が整っているので女性医師でも働きやすい環境だと思います。   

 また、その日その場で受診が必要になった方が来るので、臨場感があり、やりがいもあります。

 

Q 育休中の今はどのように過ごされているのですか。

 子ども2人の育児は想像以上にエネルギーを消費し、あっという間に1日が過ぎてしまいます。他にも家事をしてとなると、なかなか勉強時間も取れないのが現状ですが、何とかちょっとしたすきまの時間を作って、少しずつですが勉強するようにしています。

 

Q 妊娠・出産を考えている後輩の女性医師や女子医学生に対する応援メッセージがあれば。

 妊娠、出産は、キャリア上は確かにブランクになってしまいますが、長い医師人生の中で、子育てに専念する期間というのはほんの一時だと思います。妊娠,出産,育児で得られる経験は何物にも代えがたいですし、それを仕事に還元していくことで地域医療に貢献できると考えています。  

 産前産後や育休中は,職場の方々には当然負担もかけてしまいますが、一番大事なのは、細くてもよいので辞めずに続ける、少しずつでも医療に接点を持ち続けることだと思います。

 私の所属する救急科は、育休で不在となるときも、また戻ってきてという感じだったので、大変ありがたかったです。

 出産を考えている方には、もし授かることができるのであれば、ぜひ出産して頂きたいなと思います。出産のタイミングについては、私もかなり悩みましたが、本当にベストのタイミングというのは人それぞれなので、授かったタイミングがベストとしか言えないと思います。

 

Q 最後に、みずき先生のこれからの目標をお聞かせください。

 救急科専門医の資格をとって、救急医療に貢献していくことです。

 女子学生のみなさん、ぜひ、日本海総合病院の救急科で一緒に働きましょう。