インタビュー(公立高畠病院:神部裕美先生)

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公立高畠病院
内科

神部 裕美先生

インタビュアー:間中 英夫先生(山形県医師会常任理事)

Q先生の自己紹介をお願いします。

 新庄市出身、山形大学医学部に入学しました。1999年に山形大学医学部に入局。米沢市立病院、県立新庄病院を経て山形大学医学部へ。2009年から現在の公立高畠病院に勤務しております。

 
Q医師を目指されたきっかけは。

 女性もこれから自立して生きていかなければならない上で、手に職があった方が良いし、人を助ける仕事がしたいと思い医師を目指しました。

 
Q内科を選ばれた理由を教えてください。

 糖尿病の研修が楽しかった。外科系も良かったが、体力的なところで厳しいと思いました。また、眼科も迷いましたが、やはり全身を診られる診療科ということで内科を希望しました。

 
Q現在の勤務形態について教えてください。

 現在は、当直なしの平日勤務のみになります。病院から許可をいただき、火曜日の午前中は三友堂病院へお手伝いに行っています。ほぼ外来のみですが、糖尿病の教育入院は私が診ています。外来は週4日で水曜日は外来フリーで産業医へ出向いています。 

 
Qご家族に関して教えてください。

 現在、3人の子育てをしております。上が小学一年生で、あとは年中の双子がいます。ベビーシッターにお願いする日もありますが、風邪などの時は、夫か私が休みます。夫も医師なので、お互い病院の方々のご協力をいただきながら子育てをしています。

 
Q将来の目標は。

 充実して勤務医を続けられているので、この先も勤務医として働いていきたいです。また、産業医も興味があるので、労働衛生コンサルタントの資格取得にも挑戦したいです。

 
Q女性医師が働き続けるためには。

 病院も女性医師の受入体制が整っているかと思うが、あまり情報が入ってこない。病院側もそれぞれいろいろな選択肢がありますよといった情報を発信してほしい。また、子育てしながら医師をしている先生方から積極的に情報収集することも大事だと思います。

 

Q最後に女子医学生、女性医師へのメッセージをお願いします。 

 これからは性別に関係なく子育てをやっていく時代とは思いますが、まだまだ体制は整っておらず、どうしても女性に負担がかかりがちです。幸い働き方の選択肢は増えていますし、様々なサービスも存在しています。先輩方の働き方も参考にしつつ、自分のペースを確立して仕事を続けていければ良いのでは、と思います。