公立置賜総合病院 神経内科
高橋 なおみ先生
インタビュアー:間中 英夫先生(山形県医師会副会長)
Qプロフィール
山形西高校を卒業し、金沢医科大学に進学しました。山形県の奨学金を借りたため、山形に戻ってきました。
Q医師を目指したきっかけを教えてください。
父が山形大学医学部の一期生で、医師として働く姿を見て、小さい頃から自然と医師になりたいと思っていました。
Q神経内科を選んだきっかけを教えてください。
脊髄小脳変性症という神経内科の病気で身内を亡くしてしまい、そのことがきっかけでその病気のことを勉強したいという思いが強くなり、神経内科を選びました。
Q現在の一日のスケジュールを教えてください。
現在4歳になった娘がいるため娘を院内保育に預けて出勤し、この病院では子供が小さいため、当直は免除していただいています。南陽病院に月に1回日直をし、奨学金の関係で毎週火曜日に高畠病院に外勤に行っています。また、病棟の患者さんを3人の医師で担当しており、みんなで診れるような体制となっているため、急に休まなければならない時は非常に助かっています。
Q大変なこと、苦労していることは何ですか。
土日も仕事となることが多いので、夫にお願いしてますが、夫も見られない時は、土曜日は保育園に預けることができますが、できないときは、山形市に兄弟がいるのでお願いしています。
Q休日はどのように過ごされていますか。
子供と遊びます。天気のいいときは公園に行ったり、シャボン玉をしたり、天気の悪いときは折り紙をしたり、パズルをしたり、絵本を読み聞かせたりして過ごしています。
Q女性医師が活躍するために大事なことは何でしょうか。
一番は周りの援助が重要だと思います。幸いにも院内保育所が病児保育にも対応しているため、娘が風邪をひいたときなどは預けることができますし、土日勤務の時は、なるべく夫に休みを取ってもらっています。夫婦で協力しながら子育てをしており、夫にはとても感謝しています。
Q若手女性医師、女子医学生へのメッセージをお願いいたします。
私は臨床研修医2年目で子どもを授かりました。当時は、先のことがとても不安でしたが、いろいろな人の支えがあって医師を続けています。今はいろいろなキャリア支援や多様なロールモデルがあるかと思うので、先輩方のキャリア形成を参考にしつつも、自分らしく、納得のいく医師人生を歩んでいくことが大切だと思います。
Q将来の目標を教えてください。